WHAT IS PRISONER NO.6

『プリズナーNo.6』(67〜68)の最大の特徴は、その難解さにあった。 「村」の場所は? No.2とは? No.1は誰か?  そして、主人公No.6とは何者なのか―? 話のオチどころか、主人公の名前や素性すら特定できないという不可解な結末。度肝を抜かれた当時の視聴者は、『プリズナーNo.6』というTVドラマ を“ 不条理SF”と位置づけた。オリジナル版が放映された60年代、世界は冷戦のまっただ中。「村」に閉じこめられ、“ プリズナー”となったNo.6は、これを敵陣営か味方による陰謀だと疑いながら、何度も脱出を試みる。No.2は、情報を渡せとNo.6にせまり、あちこちに取り付けられた監視カメラで彼を執拗に追う。ドラマで描かれたのは、人々が番号で分類され、常に監視されるという超管理社会の恐怖だった