STORY

その男は、砂漠で目覚めた。ニューヨークにいたはずの自分が、なぜここにいるのか、彼には記憶がない。起きあがると、近くの崖をひとりの老人が駆け降りてくる。何者かに追われているらしいその老人は、「No.554に会え」という謎のメッセージを残して死亡した……。 男は、やがて「村」と呼ばれる奇妙な町にたどり着く。そこでは、住民は全員、名前ではなく番号で呼ばれていた。彼らにとって「村」はすべてであり、「村」以外の世界は存在しないという。そして男は、「No.2」を名乗る「村」の仕切り役から、「No.6」の名を与えられる。 「番号なんかで呼ぶな! 俺は自由な人間だ……!」 男は “本当の世界”に戻るために、闘い続けるのだった。